個人的にちょっと誰かに聞いてほしいことをボソボソとつぶやいていく「つぶやきの部屋」。
こんにちは、佐藤です。
最近聴いてじんわりと響いた音楽があったので今日はそれを紹介したいなと思います。
「帰ろう」藤井風
その歌声とか雰囲気とか、何より自身で書いたという歌詞から年上だとばかり思っていたのですが、現在23歳だというのだから驚き…!
5月に発売されたアルバム「HELP EVER HURT NEVER」は“常に助け、決して傷つけない”という意味だそうです。
チャート上位にもなっているのに何であのときすぐに聴かなかったのか…!と後悔するくらい良いアルバムでした。
楽曲を発表するときその曲についてどんなメッセージが込められているかの解説動画を出しているんですが、この「帰ろう」については、
“この曲は「全て神からの贈り物」ってことをわしに思い出させてくれる、ものすごい大きな力を持った曲だってことは認めざるを得ません。
(中略)
この曲は自分にこう問いかけています。「幸せに死ぬためにはどう生きたらいいの?」
わしはまだもがいています。だから生きてます。だから生きることを、もがくことを、あきらめないでください。
きっと無事に、幸せに、安らかに帰れるから。“
という内容を流暢な 英語 でお話されています。
また特集されたテレビ番組では、
“老人ホームとか病院とかで演奏していた時期もあって、死ぬときのことを考えるのは全然ネガティブな話とか怖い話じゃなくて。
帰るときのことを考えることが、じゃあ今どうやって生きていけばええか考えるきっかけになるし、よりよい今をみんな生きていけるんじゃないかって思うんで。
誰かがちょっといい気分で人生を送れたりするために音楽やっとるようなもんなんで。
もうそれがわしにとってすべて。それだけで生きていけます、わしは。“
と、千鳥もびっくりのゴリゴリの 岡山弁 でお話されていました。
先に歌を聴いていたのでそのギャップにも驚きが止まりません。
以前のブログで看取り介護や死生観について少し書かせていただいたのですが、あのとき言葉にすることができなかった感覚がこの曲の中にありました。
全て与えて帰ろう
何も持たずに帰ろう
与えられるものこそ与えられたもの
ありがとう、って胸をはろう
待ってるからさ もう帰ろう
幸せ絶えぬ場所、帰ろう
去り際のときに なにが持っていけるの
ひとつひとつ 荷物 手放そう
憎み合いの果てに何が生まれるの
わたし、わたしが先に忘れよう
今日からどう生きてこう
人と接する中でその人から与えられたものがあるなら、それはその人が与えられてきたもの。
そう考えるとその人の生きてきた人生を少しだけ想像できるような気がします。
そして自分が与えられたものがあるなら、今度はそれをだれかに与えられるようにもなりたい。
何も持たずに生まれてきたのだから何も持たずに帰ろう。
そのときに向かって今をどう生きるか考えようというとってもシンプルな自分自身への問いかけとエール。
とっても素敵な歌だなと思いました!
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