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理事長通信

「理事長通信」4月 責任を取るとは。

月一で発信する会社からのメッセージをまとめています。会社として大切にしている考え、思い、今後の方向性などなど、職員全員に共有しておきたいことを発信します。

令和3年度、新入職員の方々も入社され、ユニット等移動もされて、初々しさと、心機一転の4月。
そんな4月の理事長通信は「責任を持つとはどういうことか」をお伝えできればと思います。
これを機に、責任を取ることとはどういうことか皆さんも考えてみてください。

よくニュースでも、こんな事例を目にすると思います。どこかのお偉いさんが、責任を取って辞任します、辞職します、と。
これは責任者として、決着をつけなきゃいけない、なんとかその場をなだめなきゃいけないための手段として、続いてきたひとつの責任の取り方と思います。

ただ、ここで伝えたいのはもう一つの責任の取り方です。そして、こちらの方をより重視しています。
特に部下を持つ二年目以上には特に伝えたいことです。それは、
「問題が起こった後の処理ではなく、起こらなくすることが本当の責任をとる。」ということ。

問題は起こってはダメだということを、まず強く自覚しなければいけません。
特に我々介護も保育も人様を預かる立場は、その問題は生命に直結しやすい。なお一層、問題を起こしてはいけないことの強い自覚が大事ですよね。

ですから、責任の取り方とは、問題を起こした時の対処も大事ですが、そもそも問題を起こさないために日々どう動くかということが一層大事になってくるわけです。

では、問題を起こさないための責任を取るためにどうすべきか、ということですが、様々ある中で特に大事な根本をお伝えします。

それは、自分自身が知り尽くすことです。

例えば、業務で指示があったとしましょう。その通りにのみ動ければ新人は問題ありません。でもそれはまだ右も左も分からない新人のレベルです。皆さんは、指示の裏の真意まで自ら掴みに行く。情報を自ら掴みに行って、自分の中で完全に理解する。ことをしてください。そうしないと、実は仕事とはいえず、ロボットの作業に近いものになってしまう。
我々は生きとし生ける人間です。指示待ちのみで動かない、仕事をしましょう。

そして、真意まで自分で理解しないまま動いてしまうと、本当はこうすべきでなかったかもしれないのに、その間違いに後で気づけなくなってします。後で反省することが出てきます。

簡単な例えですが、消毒液を持ってきてほしいと指示があったとします。その指示の真意は何かといえば、転んで怪我をしてその傷口を清潔にしたいからというものでした。その真意を知らずただ言われたからと消毒液を持ってくるのか、その真意を知って、消毒液よりまず水で洗い流す方が先だから水と消毒液をもっていこう、そのあと傷口をふさぐ絆創膏も持っていこう、と動くのかで結果は大きく変わります。

まず単純に、真意まで理解し動いてくれた、そこまでの配慮に相手はとても助かります。嬉しいですよね。でも仮に、先に水でしっかり洗い流さず消毒だけしてしまったために、傷口の汚れやばい菌が十分に取れないまま放置してしまった。絆創膏でふさぐことをしなかったために、新たなばい菌が傷口に付着した。結果、炎症を起こして悪化した。なんて結果にもなりかねないわけです。まさに問題です。

これを真意さえ自分が理解していたら、水と絆創膏をいう+αの動きができて、問題は起こらなかったでしょう。
これが責任を取るということです。

同じように、自分が真意を知らないと、他人に伝えるのも表面的になり、結果その他人が問題を起こす可能性も大いにありうるわけです。

結論、ひとりひとりが真意を理解するべく動かなければ誰かしらが問題を起こし、誰かしらを不幸にさせてしまうのです。これは防がなければいけない。

指示されたその言葉通りに動いて済ますのではなく、指示の裏に隠れているその真意を理解するべく、自ら情報を掴みに動きましょう。質問しましょう。ホウレンソウカクの徹底をしましょう。そして完全な理解を、人任せではなく自分自身がしましょう。これが責任を取るということです。

心機一転の4月です。責任ある行動を期待しています。
宜しくお願い致します。


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