この仕事に携わると、いろんな価値、やりがい、魅力があるわけですが、その中で今回は一つの魅力をお伝えします。
それが「細かいことなんてどうだってよくなる。」という価値観です。
言葉を変えれば取捨選択でしょうか。
どいうことかというと。
我々の仕事は、人の死と密接に関わる仕事です。
我々のお客様であるお年寄りの方々は、我々の施設が人生の最期の場所となります。
その最期をデザイン(設計)するのが我々の使命です。心安らかに、できる限り満足な最期を迎えられるよう日々の生活をサポートしてデザインしていきます。
当然、それは我々としても大きな責任を感じます。と同時に感じるのが、取捨選択の重要性です。
明日にはもう最期を迎えてしまうかもしれない。そんなお客様を目の前にして、何を今するべきか、逆に何を今するべきでないか。その取捨選択が日々求められます。
細かい大したことないことに気を取られて、もっと優先すべきことがないがしろになったままお客様が最期を迎えてしまうことほど後悔が残ることはありません。そうでなくたって後悔は生まれるものなのです。
お客様の少しでも多くの笑顔のために、少しでも多くの大切な思い出のために、少しでも多くの心地よさのために、取るべき行動の取捨選択です。
明日が当たり前のようにあると思う中ではなかなか生まれない発想や気持ちを我々は持っているのかもしれません。
Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズも「明日死んでも微塵の後悔の無い今日を生きる。」というようなことを話していました。(これは社内でも何度か話しました笑)
大分シビアな考えですが、これに近い感覚を我々は日々お客様に対して持っています。
なかなか他業界では味わえない、養えない感覚ではないでしょうか?
そして、この感覚を通して、自分の人生でも同じように生きれるトレーニングが自然とできているように感じます。
今一番何をするべきか、それは逆に今何をするべきでないかの判断をする。これを自分の人生でもできれば、より豊かな日々を送れるような気がします。
普通に生きていれば、多少なりとも惰性が生まれると思います。そして、人付き合いや、めんどくささを理由に今自分の人生で本当に大事にしたいことを優先できなくなります。今本当にしたいこと、今本当に行きたいところ、そして今本当に会いたい人。こういった自分の感情を大事に出来なくなる。
当然我々パライソもみんなこれを大事に生きているかと言えばそんなことはないでしょう。自分自身まだまだです。でもトレーニングはできていると思います。それも、お客様と向き合う中で学ばせていただくおかげです。心からの感謝です。
今一番何をするべきか、それは逆に今何をするべきでないかの判断をする。そんな力がつく我々の仕事は魅力的ではないでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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